回復期リハビリテーション病棟(47床)

回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟とは、脳血管疾患、大腿骨骨折などの患者様に対して、ADL(日常生活活動)能力の向上による寝たきりの防止と自宅復帰を目的とした集中的なリハビリテーションを受けることができる病棟です。
医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士などが共同で、それぞれの患者様に合ったプログラムを作成し、これに基づいて実生活での自立を目指したリハビリテーションを行います。

当院では平成24年10月より回復期リハビリテーション病棟が開設されました。
患者様が安全で快適に入院生活を過ごせるよう、また手厚いリハビリテーションがご提供できる様、職員が一丸となって業務を行っています。
当院の回復期リハビリテーション病棟は47床とコンパクトな規模ですが、多くのリハビリスタッフと経験豊富な病棟スタッフの連携により土日祝日、年末年始も休まず行う365日リハビリテーションの実施体制に加え少しでも早く、より良くなって頂きたいというスタッフの意気込みがあります。
当院退院した後も外来や通所リハビリテーション、訪問リハビリテーションの職員と連携し患者様の生き生きとした生活をサポートする体制を整えています。身体機能の改善や動作能力の向上に加え、ご自宅での生活環境のご提案、ご本人の自主トレーニング、ご家族への介助方法など様々なアドバイスをいたしております。
今後も、地域密着した医療の提供及びさらなるケアの向上を目指します。

回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟対象患者

適応疾患 発症から入院 入院期間
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後もしくは手術後、又は義肢装着訓練を要する状態 2ヶ月以内 150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷および頭部外傷を含む多部位外傷 180日
多肢の骨折、大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の骨折2ヶ月以内90日 2ヶ月以内 90日
外科手術又は肺炎などの治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後2ヶ月以内90日 2ヶ月以内 90日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靭帯損傷後1カ月以内60日 1ヶ月以内 60日
股関節又は膝関節の置換術後の状態1カ月以内90日 1ヶ月以内 90日

回復期リハビリテーション病棟入院申し込みから退院までの流れ

1. 入院申し込み・適応判定

地域医療連携室まで、電話下さい。
受付書類やお伺いした情報を基に適応判定をさせていただきます。

入院の場合

2. オリエンテーション

患者さま・ご家族に回復期リハビリテーション病棟環境についてオリエンテーションを行います。 主治医、看護師長もしくは担当者(看護師)、患者さま・ご家族と面談し、回復期リハビリテーション病棟についての説明と今後の希望について確認します。

3. 医療福祉相談員(MSW)による医療福祉相談

担当の医療福祉相談員(MSW)が、患者さまもしくはご家族と面談し、今後の方向性について話し合います。入院中や退院後の生活における心配事、介護保険制度、各種医療・福祉制度のご相談に対応させて頂きます。

4. カンファレンス

患者様やご家族の希望を確認の上、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・医療福祉相談員(MSW)で話し合い、患者様に適した治療、機能回復訓練の目標を設定し、目標に向けたリハビリテーションプログラムを作成します。

5. 経過説明

ご希望に応じて、患者様やご家族の方に、回復状態やプログラムの進行状況を説明します。

6. 回診

担当医を中心に、定期的に患者様の病状の管理や、プログラムの進行状況の確認を行います。

7. 住環境評価

ご希望に応じて、担当療法士がご自宅を訪問します。退院後、実際の生活の中で必要となる動作を確認し、ご家族の方に介助方法をご指導します。また、必要に応じて介助物品もご提案します。

8. 外泊

ご自宅での生活を体験し、どの程度の動作ができるかを患者様やご家族の方にご確認頂きます。その際の問題点をお伺いし、リハビテーションプログラムを調整します。

9. 退院・在宅生活

回復期リハビリテーション病棟

在宅復帰後、当院関連施設の武蔵台訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所日高の里、通所リハビリ日高の里、リハビリテーションセンター武蔵台を通じて病院と同様にリハビリを提供します。

回復期リハビリテーション病棟への申し込み方法

地域医療連携室まで、事前にお電話でご連絡をお願い致します。
患者様の病名・症状・ADL等簡単な情報を確認させて頂き、入院検討可能であれば、紹介状と看護サマリーの作成を依頼します。準備ができましたら地域医療連携室宛にFAX又は郵送お願い致します。