特定疾患治療研究事業とは

原因が不明で治療困難な疾病のうち、厚生労働省が定めた45疾患(「特定疾患」)にかかり、認定基準を満たす場合、患者の皆様の生計中心者の所得の状況に応じ、医療費の公費負担を受けることができます。難病医療の確立・普及、治療研究の推進を目的とした事業です。

申請の方法

        
  • 窓口は、お住まいの地域を管轄する保健所(福岡市の方は各区保健福祉センター健康課)です。
  • 窓口にて必要書類を入手され、提出していただくことが必要です。
  • 申請に基づく審査後、認定された方には、「特定疾患医療受給者証」が交付されます。

内 容

  • 都道府県と委託契約した医療機関で、「特定疾患医療受給者証」に記載のある疾患、または、その疾患に伴って発生している疾病の治療を受ける際、医療保険証と一緒に医療機関窓口に提出してください。
  • 医療保険の自己負担分を助成します。
  • 自己負担限度額は、生計中心者の所得税等により異なります。
  • 保険の適用されないもの(個室料、文書料等)は、助成の対象外です。
  • 訪問看護、院外処方による調剤薬局での薬代については、自己負担はありません。
※ 詳しくは、医療ソーシャルワーカー、又はお住まいの地域の保健所でお尋ね下さい。

特定疾患治療研究事業の対象疾患

1 ベーチェット病
2 多発性硬化症
3 重症筋無力症
4 全身性エリテマトーデス
5 スモン
6 再生不良貧血
7 サルコイドーシス
8 筋委縮性側索硬化症
9 強皮症、皮膚筋炎及び多発性筋炎
10 特発性血小板減少性紫斑病
11 結節性動脈周囲炎
12 潰瘍性大腸炎
13 大動脈炎症候群
14 ビュルガー病
15 天疱瘡
16 脊髄小脳変性症
17 クローン病
18 難治性の肝炎のうち劇症肝炎
19 悪性関節リウマチ
20 パーキンソン病関連疾患(進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン病)
21 アミロイドーシス
22 後縦靭帯骨化症
23 ハンチントン病
24 モヤモヤ病(ウィリス動脈輪閉塞症)
25 ウェゲナー肉芽腫
26 特発性拡張型(うっ血型)心筋症
27 多系統萎縮症(線条体黒質変性症、オリーブ橋小脳萎縮症、シャイ・ドレーガー症候群)
28 表皮水疱症(接合部型、栄養障害型)
29 膿疱性乾癬
30 広範脊柱管狭窄症
31 原発性胆汁性肝硬変
32 重症急性膵炎
33 特発性大腿骨頭壊死症
34 混合性結合組織病
35 原発性免疫不全症候群
36 特発性間質性肺炎
37 網膜色素変性症
38 プリオン病
39 原発性肺高血圧症
40 神経線維腫症
41 亜急性硬化症全脳炎
42 バッド・キアリ症候群
43 特発性慢性肺血栓塞栓症(肺高血圧型)
44 ライソゾーム病(ファブリー病含む)
45 副腎白質ジストロフィー