当院で働く看護師は皆、患者さんに「寄り添う看護」を提供したいと思って入職しています。
「寄り添う看護」とは、患者さん・ご家族の心情を理解し、その辛さを少しでも軽減したいという思いを持ちながら、患者さん・ご家族の思いに配慮して関わり、信頼関係を築きながら、看護の専門的な知識を活用しつつ親身になって共に考え、患者さん・ご家族のペースに合わせて、一緒に歩んでいくことであると考えます。
「寄り添う看護」の実現に向けて、その一歩として、業務の効率化をはかり、患者さんの近くにいる時間を多く持てるようにし、気になる患者さんに声を掛け、表情の観察をして変化を見逃さないようにしています。忙しい現場ですが、そのような思いや気持ちを常に持ちながら仕事に臨んでいます。
武蔵台病院
看護部長
二交代: 日勤8:30~17:30 夜勤 16:30~9:00
看護提供方式:セル看護提供方式
記録:患者状態適応型パスシステム(PCAPS)導入予定
地域包括医療病棟では、主に整形外科の人工関節や脊椎手術、大腿骨の骨折、または肺炎・心不全などの患者さんを受け入れています。手術前後の看護や高齢者看護といった専門的な看護が実践できる環境であり、認知症やせん妄の患者さんへの対応力も向上します。急性期からリハビリやMSW(医療ソーシャルワーカー)など多職種が連携し、患者さんがより良い人生を送れるように、チームで考え実践しています。
また、SNSを活用した情報共有やモバイル電子カルテを導入し、セル看護提供方式により患者さんのそばでケアを行う体制を整えています。課長以外の看護師が患者を均等に受け持ち、看護業務のムダを排除する取り組みを継続しています。患者に寄り添いながら、抑制ゼロや転倒・転落の減少といった質の向上を目指し、日々努力しています。
回復期リハビリテーション病棟では当院一般病棟や他院での急性期治療が終了した患者さんを受け入れ、リハビリテーションを中心とした看護を行っています。
寝たきりの予防・ADLの向上・在宅復帰を目指し日常生活そのものをリハビリとした看護を実践しています。患者さんごとに多職種による受け持ち制のチームをつくり、患者さんの生活期にも重点を置いた個別性のある退院支援に取り組んでいます。多職種でのカンファレンスや様々な事例を通して、退院支援やリハビリの看護を学べます。また病棟内では身体拘束をゼロにするための活動も積極的に実施しています。一般病棟と同様に、モバイル電カルや院内SNSを活用しながらセル看護提供方式を行い、「患者さんのそばで仕事ができる」を実践しています。地域密着型の当院で患者さんの生涯に寄り添った看護をしてみませんか。